草の根卓球マンのblog

卓球している社会人です。主に卓球ネタですが、他のスポーツだったり、ゲームや漫画についても書いていきます。

Category: 試合紹介

 こんにちは!約1か月ぶりにブログを更新します。パソコンが壊れていたのでなかなか更新できませんでした・・・。パソコンが直ったのでまた更新していきたいと思います。

 今回は男子選手ばかりの試合動画を紹介していたので、女子選手の動画を。その中でも特に好きな
2012年ドルトムント世界卓球より 石川選手VSキムキョンア選手」を紹介します。

 韓国といえば、どんなスポーツでも一番盛り上がるといっても過言ではないライバルです。この団体も漏れなく激熱な試合です。私が卓球動画をちゃんと見始めてからトップ3に入る熱い団体戦です。結果はもうすでに知っているかと思いますが、本当にあとわずかのところで負けてしまいます。ただ。これほど熱い試合はなかなかないのでぜひ見てほしいです。
 
 それではいつもの選手紹介を。

 石川選手については書くまでもないですね(笑)なので書きません!!

 対するはキムキョンア選手。韓国代表として長らく活躍した世界トップのカットマンです。男子が朱世赫選手なら女子はキムキョンア選手といったところです。現在は41歳で現役を退いたニュースを見た気がしますが、前回のアジア選手権や最近のワールドツアーなどに出場しているようです。
オリンピック銅メダル、各種ワールドツアーでの優勝など様々な実績があります。パクミヨン選手とのカットマンダブルスでも活躍しており、そちらのほうにも注目してほしいです。カットマンダブルスはなかなかいないのでみていてとても面白いです。
 戦型は上記したようにカットマンです。THE・カットマンです。広範囲の守備力に、罠しかないカット、要所での攻撃の決定力、不屈の精神力。世界のトップのカットマンと言っても過言ではないです。私の好きな女子カットマンでは中国の范瑛選手と並んで1位です。
 当時、日本代表の課題は『カット打ちだ』と言われていたと思いますが、まさにそのカット打ちが課題となる原因を作った1人かもしれませんね。実力においても、戦い方としても、日本代表の壁として立ちはだかった選手です。


 さて本題の試合に入る前に団体戦の背景を少し。メダルのかかった準々決勝。まずトップで福原選手が今まで負け続けていたキムキョンア選手に会心の勝ち星を挙げ、2番では石川選手も勝利し前半有利な状況で試合を進めます。しかし、ここで終わらないのが韓国。3番、4番と逆転し、ラストの石川選手とキムキョンア選手に託されます。
 石川選手もキムキョンア選手に対しては、たぶん勝ったことはなく圧倒的に分の悪い相手。また、後半逆転された状態でラストに回ってきているので、雰囲気としてはよくない状態。一方キムキョンア選手はトップで福原選手にに負けたものの、チームとしては追いついたということで良い雰囲気。また、今まで勝っていることもあり、やはりキムキョンア選手に分があるのかといった状況。

 簡単に試合の流れを書きましたが、やはり団体戦は試合の流れをわかっているのとそうでないのとでは大分見方が変わってきますから、そこは注目してほしいです。

 試合のほうはというと、序盤から一進一退の攻防。ハラハラドキドキしながら、テレビで試合を見ていました。石川選手の鋭い攻撃が決まれば、キムキョンア選手のミスを誘うようなカット。両者はもちろんながら、ベンチの気合も凄まじい。まさに総力戦といったところ。団体戦のラストにふさわしい両者の全力を出し切った本当に素晴らしい試合です。
 試合は進み5セット目までもつれ、本当にどちらが勝つかわからない状態。石川選手が8-4とリードし、このまま勝つか!?と思われたが、そこで終わらないのがキムキョンア選手。決定力の高い攻撃、回転量に幅のあるカットで追いつく。果たして最後はどうなるか・・・(結果は最初に書いてますが(笑))

 本当に残念な結果になってしまいましたが、試合としては本当に素晴らしいものです。ふと見返したくなるほどです。まだ見ていない方がいたら、ぜひ見てほしいです。
 
 本日は以上!!

Kasumi Ishikawa vs Kim Kyung Ah (2012 WTTTC)


 

 こんにちは!!ブログを更新するといったのに結局更新が出来ません(笑)。そろそろあきらめようかな(笑)

 本日はナイジェリアオープンの決勝戦より、アルナ選手VSAntoine Hachard選手(以下ハチャド選手。合ってるかな・・・)の試合を紹介します。
 日本選手の出場のない試合や小さなワールドツアーになると話題性に欠けますが、出来るだけそういう試合も見ていきたいです。今回はこの試合しか見れていませんが(笑)トーナメントを見ていると、ナイジェリアのレジェンド、トリオラ選手や世界卓球で大島選手と激戦を繰り広げたウォーカー選手、中国の若手選手なども出場しておりメインのワールドツアーではないとはいえ、見ごたえのある選手が何人か出場しております。
 
 それでは恒例の選手紹介から。アルナ選手については以前紹介していますので割愛します。ハチャド選手について簡単に紹介しますが、初めて見た選手なので期待しないでください・・・

 ハチャド選手はフランス出身の24歳。右シェーク裏裏です。世界ランキングは200位くらいといったところ。5年前、シチズン卓球部へ武者修行に来たことがあるようです。
 戦型はシンプルなシェークの戦い方です。バランスのいい両ハンドに前・中陣での戦いを主としています。巻き込みサーブも多用し、現代卓球のお手本のような戦い方だと思います。シンプルで無理のない卓球をするため、我々でも参考にできるところが多いです。

 短いですが紹介はこれまでとして本題の試合の方へ。
 さすがアルナ選手の母国というだけあり、歓声がすごいです。観客の盛り上がり方が純粋にスポーツを楽しんでいるようです。ハチャド選手にとってはアウェイですが、試合の方はどうなるか・・・

 序盤から互いの良さを出しながら、競った展開に。ハチャド選手はよく切れたサーブにミスのない卓球で得点を重ね、アルナ選手は大きなフットワークと威力満点のフォアドライブで得点を重ねていく。アルナ選手の方が若干ミスが多く、リードされてしまう展開になってしまいます。そこから、ミスを減らし、出たサーブをかけ、時にはナックルドライブのようなドライブでハチャド選手のリズムを崩していっています。逆にハチャド選手はミスの少なくなってきたアルナ選手のドライブに押されてしまい、挽回されてしまいます。最終的にはアルナ選手の威力に押し切られてた結果になります。

 やっぱりアルナ選手のドライブを見ていると、かっこいいですね。あんなドライブ一度は打ってみたいものです(笑)。ほとんどをフォアで打っていますが、やはり読みがいいのかもしれません。まあ、ハチャド選手はどちらかというと無難な卓球をするタイプに感じましたので、コースとかが読みやすかったのかもしれません。あとはアルナ選手のドライブが威力ありすぎて、コースが限定されているかもしれませんね。
 ともかく、両選手の良さが出たナイスゲームになっています! 

Aruna Quadri vs Antoine Hachard | 2018 Nigeria Open Highlights (Final)

 こんにちは!!台風が過ぎて、真夏に戻りましたね。ただ来る前よりも少し涼しくなった気がします。

 本日紹介するのは2017年よりワルドナー選手VS何志文選手の試合を紹介します。
CTTAと書いてあるので中国卓球協会が主催する何かの試合だとは思うのですが、結局何の試合かは分かりませんでした(-_-;)両選手とも引退しているため、公式な試合ではなく招待されてとかではないかと推測します。
 自身のリサーチ力不足と中国語不足を嘆きます・・・中国語はしゃあないか(笑)

 両選手とも私の好きな選手なのですが、特に何志文選手は片面ペン表でもはや絶滅危惧種といっても過言ではない選手です。また、ペン表と言えばワンゼンイ選手やカンテロ選手、厳昇選手などが活躍していますが、ほとんどが裏面を張っています。世界ランキングが付く選手で片面ペン表の選手は果たしているのだろうか(笑)世界のトップを極めた戦型ではあるが時代の流れとともに消えていく・・・これも自然の摂理でしょうか
 今回は両選手の紹介をするまでもないので割愛します(面倒になったわけではないです(-_-;))

 試合の方はというとガチともエキシビジョンとも言えず、ほどほどな試合だと感じました。一応ガチかな。
 両選手とも激しく動き回るタイプの選手ではないため、なかなか地味な戦いになっていますが、参考になる点は多いかと思います。何志文選手のサーブやショートについてはやはり目を見張るところがあります。厳しいサーブからコースを揺さぶり、スマッシュで仕留める。シンプルですがサーブのコースや速さを究めて、厳しいコースを突けば、誰にでもできなくはないことだと思います。そのための練習は計り知れませんが・・・
 チキータやYGや高速バックハンドなどのいろいろな技術が取り上げらていますが、そんな難しいことをしなくてもなんとかなるということを証明してくれている選手ではないかと思います。
 短い動画ですが、何かの参考になればいいです。


Jan Ove Waldner vs He Zhi Wen | 2017 CTTA Grand Finals

 こんにちは!!7月も終盤に入ってきてますね。歳を重ねるたびに1年、1か月が速く感じます。

 本日はレジェンドツアーよりクレアンガ選手VSプリモラッツ選手の試合を紹介します。シュラガー選手や陳衛星選手が参加しています。全員は把握できていませんが(←だから調べろ!!)以前はワルドナー選手やセイブ兄弟、江加良選手など各国のレジェンドと言われる選手が参加しています。
 ガチな部分もありエキシビジョンな部分もあり、選手同士の面白い掛け合いもある。ワールドツアーのガチな試合を見すぎて疲れた方には、適度な息抜きになるのではないでしょうか(笑)まずは恒例の選手紹介から。

 クレアンガ選手は以前紹介したので割愛します。相変わらずムキムキな体型です。

 次はプリモラッツ選手。現在49歳で現役は引退しています。多くの方は知っている有名選手だと思いますが、水谷選手と同じチームでも有名でした。また、打球時に掛け声を出す選手でも有名ですね(そんな紹介いらんか)よく息を吐いたときに打球をした方がいいと言われますので、それの典型的かもしれないです。実績はワールドカップで優勝、世界選手権で銅メダルなどがあります。ワルドナー選手やパーソン選手、セイブ選手などとともにヨーロッパ卓球を盛り上げた1人だと思います。

 戦型は右シェーク裏裏です。中・後陣主体ですが、本当に何でもできるオールラウンダーな選手だと思います。現役バリバリの時の動画がないためその当時の雰囲気は分かりませんが、そんなに大きく変わらないかなと。また、ミスの少ない丁寧な卓球が特徴的だと思います。ですので誰と対戦してもラリーになり接戦になっている印象です。最近はリスクを負って前陣で高速卓球をするのが主流ですが、個人的には卓球に限らずラケット競技の大前提にはミスをしないということが大事だと思います。ミスをしなければ負けることはありませんから。それを体現しているような卓球です

 本題の試合の方ですが、エキシビジョンの感じが強いのでガチな試合ではないですが、魅せプレーもあり楽しめる試合になっています。これは何も言わず試合を見た方がいいと思いますので今日はここまで!


KREANGA Kalinikos - PRIMORAC Zoran LEGENDS TOUR 2018 TABLE TENNIS

 

 こんにちは!!うだるような暑さが連日続いています。先日練習試合をしていたら、あまりの暑さに途中で中断しました(笑)厳しい環境の中で練習することに効果はないことはないと思いますが、ぶっ倒れる前に休憩することも大事です。

 本日は韓国オープンより丹羽選手VS丁祥恩選手の試合を紹介します。皆様丹羽選手のことが大好きだと思うので、紹介するまでもないと思いますがいい試合ですので紹介します。まずは恒例の選手紹介から。

 丹羽選手については私よりも詳しい方がたくさんいらっしゃるので割愛します(笑)

 それでは丁祥恩選手について。現在28歳で世界ランキング24位。右シェーク裏裏です。チームワールドカップで上田仁選手と大激戦を繰り広げ、アジアカップで張本選手を破ったのが記憶に新しいです。
 中国からの帰化選手で2007年世界ジュニアを制しています。過去のアジア選手権で馬龍選手、吉村選手、丹羽選手に勝っています。韓国の選手だと思っていたら帰化選手だったんですね。雰囲気とかも韓国選手みたいなのでちょっと驚きです(笑)
 
 戦型は普通のドライブマンです。特にフォアハンドの威力は一級品です。爆発すれば止まるところを知らないです。これぞ韓国のお家芸といったところです。また、バックハンドもうまく丹羽選手のバック攻めに対してもうまく対応しています。最近の韓国がまた息を吹き返したのは、フォアハンドと爆発力に加えバックハンドの安定さとうまさが光るからだと思います。フォアハンド一辺倒にならずうまくバックハンドを組み込んでいる印象です。
 韓国は鄭栄植選手・李尚洙選手・張禹珍選手に加え、最近活躍の目覚ましい丁祥恩選手。決して誰かが一人突出しているわけではないですが、バランスよく全員が強い。爆発力で言えば中国選手を上回ると思います。団体戦の気合の入りようも一番です。中国との戦いはやはり立ち向かっていくという気持ちが入るのである意味楽かもしれませんが、韓国との戦いは実力も拮抗しているので中国との戦いよりも厳しくなりそうです。

 さて本題の試合の方ですが、丹羽選手が1セット目からガッツポーズをするほど両者気合の入った戦い。丹羽選手が個人戦で気合を全面に出して戦うのは珍しいですね(笑)私がそういう試合を見てないだけかもしれませんが、各国の主力選手に加え日本の若手もたくさん参加している中で存在感を示そうというのもあったのでしょうか。世界卓球で韓国に負けているので負けられないという気持ちがあったのでしょうか。
 内容の方は丹羽選手お得意のカットブロックや高速カウンターもあり、決して調子が悪いようにはみえません。ただそれ以上に丁祥恩選手のプレーが光っていました。動き出したら止まらないフットワークに威力満点のフォアハンド。個人的に一番印象に残ったのは丁祥恩選手のバックを突かれた時の対応です。丁祥恩選手は逆を突かれることもあり決して万全の体制ではないものの、うまいこと丹羽選手のフォアの深いところに引っ張り、逆に丹羽選手の裏をかいていました。丹羽選手はそれをさらにバックの深いところにもっていけたら、丁祥恩選手のペースにならなかったかもしれませんが少し甘くなり、次をフォアで狙われることが多かった印象でした。
 
 丁祥恩選手はフォアハンド主体で、それ自体には間違いないと思うのですが、それ以上にそのフォアを支えるバックハンドうまいと感じました。この後の大島選手の試合やワールドカップでの上田選手との試合を見ると、バックハンドのミスはあんまりない印象です。むしろバックからうまくフォアにつなげていました。フォア主体の選手だとバックを突きたくなりがちですが、あえてバックに誘い込んで得意のフォアにつなげているのではないかと感じます。
 
 丹羽選手や大島選手に比べて、丁祥恩選手に勝った上田選手との試合をみるとラリーの入り口でフォアを狙っているように感じました。丁祥恩選手もバックよりもラリーの最初にフォアを突かれた時の方が、バックからのフォアや動いている中でのフォアよりもミスが増えているように思います。フォア主体の選手にフォアを突くのは勇気のいることですが、意外とそこに活路が見いだされるのかもしれません。

 今回は割としっかりめに試合の分析をしてみましたがどうでしょうか?私は当事者でもなければトップ選手でもありませんのでこれが正しいか分かりません。ですので一個人の意見だと思って聞き流してください(笑)。

 本日は以上です!!


Koki Niwa vs Jeong Sangeun | 2018 Korea Open Highlights (R32)

 
 

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