お久しぶりです。だいぶブログの更新をさぼっていましたが、やっとできました(笑)これからちょっっとずつ記事を更新したいですが、はたして出来るのか・・・

 久しぶりの更新記事はこちら!

Tリーグ参戦選手紹介(サウェータブット スターシニー選手 日本ペイントマレッツ)

 私が更新をさぼっている間にTリーグに新しい選手が参戦していました。まず、その1人がタイより参戦したスターシニー選手。タイの選手と言えば、コムウォン選手やタモルワン選手といった名前は聞いたことがありますが、正直あまりよくわかりません。スターシニー選手も名前は聞いたことがありますが、プレーはちゃんと見たことはありませんでした。世界卓球などでも日本選手と何度もたいせんしていますが、改めてこれを機に注目していきたいと思います!

 

 スターシニー選手はタイ出身で現在24歳。世界ランキングは40位ですが、過去には20位台までランキングを上げており、着実に力をつけているようです。実績としては東南アジア競技大会優勝、リオ五輪出場、ユース五輪4位などが挙げられます。過去には伊藤美誠選手やドイツのゾルヤ選手、一昨年のT2ではサマラ選手やエクホルム選手など倒しています。タイという卓球後進国で世界ランキングをここまで上げ、ランキング上位選手を倒していくというのは本当の実力があるからではないでしょうか。
 Tリーグのレベルは相当高いので、勝ち星を挙げるのはなかなか難しいかもしれないですが、ここでさらにレベルを上げて日本のライバルとして立ちはだかってほしいと思います。

 
 そんなスターシニー選手の戦型ですが、右シェーク裏裏です。しゃがみこみサーブから強力な両ハンドで丁寧なラリーをする印象です。中国選手や日本選手のような攻撃の厳しさやシャープさはないかもしれませんが、相手に打ち負けない力強さがあります。こういう言い方は失礼かもしれないが、東南アジアやアフリカの選手などは少し癖のある卓球をする印象がありますが、スターシニー選手にはあまり感じられません。やはり幼少時から指導やYouTubeなどのネット環境の発達によって、どんな場所でもトップ選手の卓球を見られるというのが大きいかなと思います。そういうところにもスターシニー選手の強さがあるのかなと思います。
 後述の試合動画紹介でも触れますが、バックの打ち合いの中でストレートに打つのがうまいですね。現代卓球においてこの技術がどれだけ出来るかが、試合の組み立てのなかで優位な立場に立てるのではないかと思います。さらに他の選手よりもシュートしているようにも感じ、スピード以上に脅威に感じます。フォアが強力なのはもちろんそうなのですが、バック技術のレベルの高さがスターシニー選手の活躍を支えているのではないでしょうか。


 試合動画ですが、昨年の世界卓球より梁夏銀選手との一戦をあげたいと思います。
 梁夏銀選手といえば、みなさん知ってる韓国女子の柱1人です。日本選手とも何度も対戦し立ちはだかってきた選手でもあります。世界ランキングは10位台の時もあり、間違いなく世界のトップ選手の1人です。

 さて、梁夏銀選手は相当ラリーに強いのですが、この試合においては主導権が全然取れてないですね。スターシニー選手のバッククロスからのストレートへの打球にあまり反応が出来ていません。さらにはスターシニー選手がレシーブや梁夏銀選手のストップに対して、逆モーション気味にフォアへ打つのがうますぎて、当てることすら出来ていません。ここらへんにスターシニー選手のセンスを感じます。点数的には競っているものの、梁夏銀選手が点を取ったという点はほとんどないように感じます。
あれだけラリーに強い梁夏銀選手を手玉に取るような実力があるのは恐ろしいです・・・

 詳細は動画を見て味わってください!!
 あとおまけで昨年のT2グランドファイナルにおけるファルク(マティアス)選手との練習動画も置いておきます。
ファルク選手とのバックの打ち合いに負けないところがさすがだなと感じます。こういうのを見ているだけで強くなったような感じになります(笑)


 久しぶりの更新は以上です!!次回の更新に期待してください(笑)

Sawettabut Suthasini vs Yang Haeun (WTTTC 2018)


Mattias Karlsson and Suthasini Sawettabut training at the Grand Finals!